日本の葬儀の8割は、仏式(仏教)だと言われています。
とは言え、信仰の対象は人それぞれであり、その家ごとの葬儀形式があります。
そして、大切な方を見送るためにも、故人に敬意を示し、故人の信仰に沿った葬儀マナーを抑えておきたいものです。
そこでこの記事では、キリスト教の葬儀マナーや、仏式との違いについて紹介していきます。
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キリスト教の葬儀|キリスト教の葬儀マナーや仏式との違いなど、キリスト教のお葬式について徹底解説
キリスト教の葬儀では、
神父(カトリック)
牧師(プロテスタント)
と相談をし、指示を受けることが大切です。
そして、教会によって違いがあることも理解しておきましょう。
カトリック教会
プロテスタント教会
キリスト教の葬儀|カトリック教会とプロテスタント教会の違い
キリスト教の葬儀を行いたい希望があったとしても、教会によっては行えないことがあります。
まず、『カトリック教会』では、
生前に洗礼を受けた人
しか、葬儀を受け付けていません。
そのため、故人が属した教会で、葬儀を行うことが多くなります。
一方、『プロテスタント教会』では、
親族が信者
であれば、故人が信者でなくとも受け入れてくれる場合があります。
また、教会によっては、故人や親族問わず、信者以外でも受け入れてくれます。
つまり、信者ではないが、故人や遺族の希望などで、キリスト教の葬儀を行う場合は、
プロテスタント教会
で葬儀を行うことになるのです。
キリスト教の葬儀はどこで行うのか?
キリスト教の葬儀は、基本的には教会で、そして自宅や斎場などで行われます。
特に『カトリック』の場合は、教会で行われることが多いでしょう。
また斎場については、
市営や公営
葬儀社など民間
の斎場であれば、ほとんどの斎場で葬儀が行えます。
しかし、寺院が運営・管理している斎場など、キリスト教の葬儀を行えない斎場もあります。
そのため、近隣の斎場を利用希望したとしても、利用できないケースが出てしまうため、事前に確認が必要です。
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と、葬儀社によって非常に大きな葬儀費用の金額差があります。
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キリスト教の葬儀の特徴
日本で行われるケースが多い仏式の葬儀では、
1日目 ⇨ 通夜
2日目 ⇨ 葬儀、告別式
というように、2日間かけて葬儀を行うことが一般的です。
しかし、葬儀参列者の高年齢化や、葬儀費用を抑えるためなど、様々な理由で、
一日葬
火葬式
という1日で葬儀を行う形式が、近年増加傾向にあります。
では、キリスト教の葬儀を希望する場合、葬儀の日数は何日間で行うのが一般的なのでしょうか?
キリスト教の葬儀は告別式のみで1日で行う
本来、キリスト教の葬儀は、告別式のみで行われます。
そのため、葬儀の日数も1日となります。
つまり、キリスト教の葬儀では、通夜は行わないのです。
しかし、日本でのキリスト教の葬儀では、日本の風習に従って、告別式の前日に通夜を行う場合もあります。
カトリック ⇨ 通夜の祈り
プロテスタント ⇨ 前夜式
キリスト教の葬儀の意味
キリスト教の葬儀は、仏式のように故人に対して行われる訳ではありません。
聖歌【カトリック】
讃美歌【プロテスタント】
祈祷(きとう)
献花
などを通じて、神に対して祈りを捧げることが中心に行われます。
また、『カトリック』と『プロテスタント』では、葬儀に対する意味合いも多少違います。
キリスト教葬儀の意味|カトリックの場合
『カトリック』の葬儀は、伝統や儀式を重んじます。
故人を神に委ね、キリストの再臨と死者の復活を願い、祈ります。
キリスト教葬儀の意味|プロテスタントの場合
『プロテスタント』では、聖書を重んじます。
故人は神のもとで安らかになるものとし、
神への感謝
遺族への慰めの儀式
という考え方に基づいて、葬儀が行われます。
キリスト教の葬儀の流れ
次に、キリスト教の葬儀の流れについて紹介します。
仏式とは異なる部分が多いため、
亡くなってから葬儀まで
葬儀、告別式
に分けて、『カトリック』と『プロテスタント』の違いも含めて紹介します。
キリスト教葬儀の流れ|カトリックの場合
最初に『カトリック』の葬儀です。
亡くなってから葬儀まで
葬儀、告別式
に分けて紹介します。
カトリックの亡くなってから葬儀までの流れ
1・逝去~搬送
*1.危篤の信者に聖油を塗る(病者の塗油)
*2.息を引き取ると、パンとワインを与える
(パンはイエスの肉体、ワインはイエスの血の意味)
2・安置
*枕元に十字架、聖書、パン、ワインを用意
3・打ち合わせ(教会、葬儀社)
4・納棺式
*神父と家族立ち合いで行う
5・通夜の祈り
*聖書の朗読、神父の説教、聖歌、献花など
カトリックの葬儀、告別式の流れ
『カトリック』の葬儀は、
葬儀 ⇨ 入堂式、葬儀ミサ
告別式
というように、葬儀部分と告別式部分が分かれています。
【葬儀】
1・入堂式
*1.神父入場
*2.神父が柩に聖水を注ぐ
*3.神父が祭壇と柩に献香を行う
2・開式の辞
3・葬儀ミサ
*1.言葉の典礼と感謝の典礼
(言葉の典礼 ⇨ 聖書の朗読、説教、参列者全員の祈り)
(感謝の典礼 ⇨ 遺族がパンとワインを祭壇に捧げる)
4・聖歌の合唱、祈り
【告別式】
5・聖歌斉唱
6・弔事、弔電紹介
7・献花
*神父、教会関係者、遺族、親族、一般参列者が献花
8・遺族挨拶
9・出棺
以上が、『カトリック』の葬儀の流れになります。
なお、納骨に関しては特に定めがありません。
そして、仏式の法要に当たる『追悼ミサ』があり、亡くなった日から、
3日目
7日目
1ヶ月目
に行われますが、3日目と7日目の『追悼ミサ』は、省略されることが多くなっています。
キリスト教葬儀の流れ|プロテスタントの場合
次に『プロテスタント』の葬儀です。
亡くなってから葬儀まで
葬儀、告別式
に分けて紹介します。
プロテスタントの亡くなってから葬儀まで
1・逝去から搬送
*亡くなると牧師を招き、パンとワインを与える(聖餐式)
2・安置
*枕元に十字架、聖書を用意
3・打ち合わせ
4・納棺式
5・前夜式
*聖書の朗読、神父の説教、讃美歌、献花など
プロテスタントの葬儀、告別式の流れ
『プロテスタント』の場合、葬儀と告別式を特には分けません。
これは、『カトリック』との違いです。
1・入場
*1.牧師、棺、喪主、遺族の順で入場
*2.参列者は起立して迎える
2・聖書朗読、祈祷
3・牧師による説教
4・弔事、弔電紹介
5・祈祷、オルガン演奏
6・告別の祈り、献花
*牧師、喪主、遺族、親族、一般会葬者の順に献花
7・遺族挨拶
8・出棺
『プロテスタント』は、形式にそこまでこだわらない傾向にあります。
ですが、教会ごとに考え方や流れが異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、『カトリック』の追悼ミサは、『プロテスタント』の場合、
記念式
と呼ばれ、亡くなってから1ヶ月後の記念式は、『昇天記念日』とも呼ばれます。
キリスト教葬儀を希望する際の注意点
キリスト教の葬儀を希望する方も、多いことでしょう。
しかし、絶対に気を付けなくてはならない注意点があります。
それは、お墓がすでにあり、それが『寺墓地』の場合です。
家系や家族全員が、キリスト教を信仰していれば、あまり問題はないはずです。
しかし、故人だけがキリスト教を信仰していて、更に『寺墓地』の場合、
お墓に入れない
危険性が出てきてしまいます。
元来お寺の墓地は、その寺の檀家が入る場所です。
そして、檀家は『戒名』を授かります。
つまり、『寺墓地』に入るためには、『戒名』が必要なのです。
そのため、どれだけ故人の希望であったとしても、『寺墓地』がすでにあるかたは、キリスト教の葬儀をしただけではお墓に入れず、再度仏式の葬儀を行わなくてはならない可能性があるのです。
まとめ
今回は、キリスト教の葬儀マナーや、仏式との違いについて紹介しました。
キリスト教の葬儀は、日本の葬儀全般の約1%と言われています。
そのため、キリスト教の葬儀を行ったり、参列する機会はなかなかありません。
しかし、信仰はそれぞれの自由であり、故人の信仰に沿って、最後の儀式を行いたいものです。
そのためにも、多少でも事前に内容を知っておき、慌てず最後の見送りの時を過ごしたいものです。
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そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。
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