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4月19日5 分

白ぶかしとは|地域での違い、葬儀や法事で食べるもち米お強の白ぶかしについて

おめでたい席やお祝い事で、赤飯が出されることがありますね。

ですが、弔事である葬式や法事でも、おこわ・おふかしが出されることがあります。

赤飯のように赤くなく、もち米で炊いた白いご飯を、

  • 白ぶかし

と言います。

この『白ぶかし』は、地域性が強い風習であり、現在では目にする機会も大分減りました。

しかし、地域によっては今も引き継がれ、弔事や仏事の代表的な食事とされてもいます。

そこでこの記事では、弔事・仏事の食事『白ぶかし』について紹介していきます。

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白ぶかしとは|地域での違い、葬儀や法事で食べるもち米お強の白ぶかしについて

弔事や仏事では、お祝い事の赤飯とは反対に、

  • 白ぶかし

を炊く習慣や風習があります。

白ぶかしとは、もち米に白ささげ豆という小豆の一種を混ぜ、蒸かして作ったおこわのことです。

白ささげ豆の『白』と、蒸かすことの『ぶかし』を合わせ、『白ぶかし』と呼ばれています。

『白ぶかし』を食べるようになった理由は諸説ありますが、

  • 生と誕生を意味する赤と反対の白

  • 白は生死感において特別な色

といった意味合いがあるようです。

また、霊柩車もなく、土葬だった時代には

  • 六尺

  • 陸尺

という出棺や埋葬を手伝う人がいました。

『六尺』の作業は力仕事の重労働であり、力をつけるために『お強(おこわ)』を通夜や出棺前に食べていました

そしてその名残として、『白ぶかし』を配り、食べる風習が残っているとも言われます。

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葬儀や法事で振る舞われるおこわは地域によって違う

この『白ぶかし』ですが、主に福島県や宮城県の文化だとも言われています。

そして、地域によって、名前や中身に違いがあり、その地域ごとの特色があるのです。

まず、どの地域でもご飯はもち米で、白い色をしています。

そして、地域によって、

  • 小豆

  • ささげ豆

  • 白いんげん豆

  • 黒豆

と、入っている豆に違いがあります。

お強の呼び方にも地域の違いがあり、

  • 北海道   ⇨ 黒飯(こくはん)

  • 北陸、金沢 ⇨ みたま

  • 関西、大阪 ⇨ 白蒸し(しろふかし)

  • 京都    ⇨ 白蒸し(しらむし)

などの違いがあります。

また味付けは塩味が一般的ですが、地域によってはしょう油味の『白ぶかし』もあるようです。

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白ぶかしではなく赤飯が出される地域も

地域によって名前や中身が違くとも、弔事や仏事では白いご飯が一般的です。

ですが、地域によっては赤飯を出す地域もあるようです。

その地域では、赤飯の読み方を変えているようで、

  • お祝い事  ⇨ せきはん

  • 葬式、法事 ⇨ おこわ、豆ごはん

として、冠婚葬祭いずれの場面でも赤飯を出します。

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白ぶかしの風習を紹介

最後に、一部の地域の『白ぶかし』の風習を紹介します。

現在も弔事において、『白ぶかし』が欠かせない地域では、葬儀の食事で必ず『白ぶかし』を食べます。

また、火葬中に『白ぶかし』のおにぎりを食べたり、パックに詰めた物を持ち帰ってもらうなど、地域ごとに対応は異なります。

そして昔は親戚が、

  • 行器(ほかい)

という、取っ手と蓋がついた朱塗りの入れ物に『白ぶかし』を入れ、葬式に持って行ったそうです。

また、外居(ほかい)と書かれることもあります。

この行器(ほかい)は、平安時代のころから使われ、食べ物を運ぶ際に用いる木製の容器の事で、多くは曲物(まげもの)で円形、外側に脚が付いています。

黒漆塗や、杉の白木製などがあります。

本来『行器(ほかい)』は、赤飯を入れ、お祝い事で使われるものでした。

冠婚葬祭において、おふかしが特別な存在だったことから、仏事の『白ぶかし』にも用いられるようになったそうです。

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まとめ

今回は、弔事・仏事の食事『白ぶかし』について紹介しました。

家族葬が葬儀の支流となり、町内が衰退して、地域の交流が変化した現在。

地域の風習も廃れつつあります。

ですが、冠婚葬祭において、地域ごとに必ず行う風習もあり、その一つに『白ぶかし』という食事文化があります。

お祝い事の赤飯や、弔事・仏事の『白ぶかし』。

日本人は、もち米にその想いを託し、何か事が起こった時には、心を分け合ってきたのです。

喜び哀しみを周りの方と分け合う、日本独自のもち米文化。

葬式や法事の悲しみを分け合う『白ぶかし』の風習は、日本人の優しさが形に現れた文化なのだと言えるでしょう。

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