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執筆者の写真橙縁社公式

納骨に掛かる費用|相場や流れ、費用を抑えるため自分達で納骨を行っても良いのか?


遺骨を納める『納骨』。

近年では、『納骨』の選択肢も増えてきました。

ですが、最も一般的な『納骨』方法は、お墓に納めることでしょう。




では、『納骨』にはどれぐらいの費用が掛かるのでしょうか?

人生でも、『納骨』に立会い、そして支払いを行うことは稀なため、『納骨』費用の相場や流れはあまり知られていません。




そこでこの記事では、『納骨』に掛かる費用の相場や、『納骨』の流れ、自分達で『納骨』を行っても良いのかなど、『納骨』について紹介していきます。



 

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納骨に掛かる費用|相場や流れ、費用を抑えるため自分達で納骨を行っても良いのか?



まず納骨』とは、遺骨をお墓などに納めことを言います。

遺骨の納め方は、お墓によってことなりますが、

  • カロート

という墓石の下にあるスペースに、骨壺のまま納めることが多いでしょう。




地域の風習によっては、さらしの布に包んで土中に納めたり、骨壺から遺骨を出し撒く方法など、様々な『納骨』方法もあります。




また、『納骨』をする際は、『納骨式』を行います。

『納骨式』とは、お墓に遺骨を納める時に行う儀式で、主には住職に読経をしてもらうことが多いでしょう。



 

納骨に掛かる費用



『納骨』に掛かる費用は、大きく分けて、

  1. 石屋に支払う費用

  2. 住職に支払う費用

  3. その他の費用

以上の3つになります。




【2】住職に支払う費用と、【3】その他の費用に関しては、法事に掛かる費用となるため簡単に説明すると、

  • お布施

  • 御車料、御膳料

  • 塔婆料

  • 法事の会食、移動代

  • お供え物や線香

といった所でしょうか。




今回は、『納骨』に掛かる費用をメインとしているため、

  1. 石屋に支払う費用

を中心に紹介していきます。



 

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納骨に掛かる費用【1】石屋に支払う費用



『納骨』で、石屋に支払う費用としては、

  1. 納骨の作業代

  2. 墓誌の名前彫り代

以上の2つが発生します。




【1】納骨の作業代の内容は、カロートに骨壺を納めるにあたり、カロートの蓋を開閉する必要があります。

カロートの蓋は非常に重く、専用の道具などを使わないと開けることさえ困難です。

更には、蓋が倒れて怪我をしたり、お墓に傷つけてしまう可能性もあります。




そのため、ほとんどの方は、石屋に依頼して『納骨』を行います。




【2】墓誌の名前彫り代は、お墓の中に誰が入っているのかを記した墓誌、または墓石に、新たに『納骨』する方の名前を彫ってもらう費用です。

専用の機材が必要なため、納骨してもらった石屋に、そのまま依頼するかたがほとんどでしょう。




石屋に支払う費用の相場としては、

  • 納骨作業 ⇨ 25万円

  • 墓誌刻み ⇨ 35万円

が一つの相場となりますが、地域や石屋によっても金額は変わります。



 

納骨作業は自分達で行っても問題ないのか?



カロートを自分たちの手で開閉し、骨壺を納めたいと考える方もいます。

では、問題はないのでしょうか?




結論から言えば、石屋に依頼せず、自分たちの手で行っても問題ありません




地域によっては、家の人間や近所の方が、自分達で『納骨』することが当たり前の場合もあります。

道具が揃っていたり、現場仕事などで作業工程がイメージできるのであれば、自分達で『納骨』しても問題はないのです。




ただし、怪我や破損のリスクが想定される場合、石屋に依頼する方が無難でしょう。



 

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納骨式の流れ



最後に、納骨式』の流れを紹介します。

前もって、予約や手配することも多いため、事前に流れを把握しておいて下さい。

なお、法事と『納骨式』を同日に行う前提で紹介しますので、『納骨式』のみ行う場合は、流れを前提としてスケジュールを組んで下さい。



  1. 納骨先を決める

  2. 法事の日程を住職に相談して決める

  3. 石屋の手配

  4. 会食の準備と予約

  5. 出席者への連絡と参加の確認

  6. 返礼品の準備

  7. 埋葬許可書の準備

  8. 法事と納骨式を行う



 

納骨式の流れ【1】納骨先を決める


まず、納骨先を決めなくてはなりません

すでにお墓がある方は、そのまま先祖代々のお墓に『納骨』しますが、新たにお墓を建てたり、お墓以外の埋葬を選択する方も多いものです。


 

納骨式の流れ【2】法事の日程を住職に相談して決める


法事・納骨式の日程を、住職と相談して決める必要があります。

法事や納骨式は、土日や祝日に行うケースが多く、他の檀家の方とも日程が被りやすくなります。

そのため、早めに日程を調整し、菩提寺にお願いしておきましょう。


 

納骨式の流れ【3】石屋の手配


『納骨』の日に合わせて、石屋の手配をしておきます。

こちらも、土日や祝日で他の方と日程が被りやすいため、法事の日程が決まり次第、早めに石屋に連絡しておきましょう。




ちなみに、墓誌や墓石への名前彫ですが、

  • 納骨前

  • 納骨後

どちらのタイミングで行っても間違いではありません。




ですが、四十九日に法要と合わせ『納骨』するケースが多いため、前もって名前彫りを石屋に依頼する方が多い印象です。


 

納骨式の流れ【4】会食の準備と予約


法事が終わった後は、忌中払いなど会食を行うことが一般的です。

そのため、会食会場の予約を取っておきます。




しかしコロナ以降、人が密になる会食を避ける傾向もあり、特に遠方の親戚が多い場合、会食は行わず、持ち帰り用弁当を渡して会食の代わりとするケースも増えました。

  • 会食

  • 持ち帰り用弁当

どちらを選択したとしても、前もって手配や予約をしておきましょう。


 

納骨式の流れ【5】出席者への連絡と参加の確認


法事に出席する方に、日程と場所を伝え、参加の有無を確認します。

昔は案内状を送っていましたが、葬儀・法事ともに縮小化傾向にある現在では、直接連絡を取り、確認することが一般的になりました。


 

納骨式の流れ【6】返礼品の準備


四十九日や一周忌など、法事に参加する方は、香典を包んでくることが一般的です。

そのため、返礼品を準備しておきます。


 

納骨式の流れ【7】埋葬許可書の準備


『納骨』するためには、

  • 埋葬許可書

が必要になります。

この『埋葬許可書』を、墓地管理人に渡してはじめて、『納骨』することができるのです。




しかし実を言うと、『埋葬許可書』という書類はありません

火葬許可書に、火葬済の印が押された書類を『埋葬許可書』というのです。

そのため、『埋葬許可書』を貰っていないと慌てるケースも多いのですが、書類所は『火葬許可書』となっているので、事前に確認・準備をしておきましょう。


 

納骨式の流れ【8】法事と納骨式を行う


1~8までの準備や手配を終わらせ、当日の法事・『納骨式』行います。



 

まとめ



今回は、『納骨』に掛かる費用の相場や、『納骨』の流れ、自分達で『納骨』を行っても良いのかなど、『納骨』について紹介しました。




人生でも数回しか経験しない『納骨』。

更には、喪主として『納骨式』の準備や手配を行うことは稀です。




『納骨』に掛かる費用相場や、『納骨式』の流れを理解し、スムーズに当日を迎えることができるよう参考にして下さい。



 

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