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執筆者の写真橙縁社公式

玉串奉奠(たまぐしほうてん)とは|神道葬儀や地鎮祭、竣工式で行われる玉串奉奠のやり方と作法


日本では古来より、

  • 八百万(やおよろず)の神々への信仰

があり、神事の際に神社の神職によって奉仕が行われてきました。




そして、風習は受け継がれ、現在も至る場面で行われています。

その儀式の中でも、神職や宮司ではなく、参列者によって行われ、捧げるものとして、

  • 玉串奉奠(たまぐしほうてん)

が有名であると言えるのではないでしょうか。




  • 神道の葬儀(神葬祭)

  • 地鎮祭、竣工式

などで『玉串奉奠』は行われ、経験がある方も少なくないはずです。




ですが、初めて『玉串奉奠』を行う人にとって、儀式の中で行われることもあり、そのやり方や作法に不安を抱かれる人も多いものです。




そこでこの記事では、神道の葬儀で行われる『玉串奉奠』のやり方や作法、意味などについて紹介していきます。



 

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玉串奉奠(たまぐしほうてん)とは|神道葬儀や地鎮祭、竣工式で行われる玉串奉奠のやり方と作法



まず、神道の葬儀『神葬祭』においては、

  • 遺族、親族 ⇒ 玉串奉奠

  • 一般参列者 ⇒ 献米

を行うことが一般的になっています。




遺族や親族の立場で故人を見送る中、一般参列者が見ている状況で行う『玉串奉奠』は、緊張する上に普段なじみがないだけに、混乱してしまうかもしれませんね。




そのため、少しでも作法の知識を頭に入れて、『神葬祭』に臨むのが良いのではないでしょうか。



 

玉串奉奠とは?



『玉串奉奠』とは、上記画像のものを言います。

では、『玉串奉奠』自体の意味について紹介しましょう。




まず『玉串』とは、神様が宿るとされている『榊(さかき)』の木の枝に、『紙垂(しで)』や麻を結び付けたものをいいます。




そして『奉奠』とは、

  • 謹んで供える

ことを意味しています。




つまり『玉串奉奠』とは、

  • 玉串を神様にお供えする

ことであり、神道(神社)の特徴的な儀式な訳です。




この『玉串奉奠』は、葬儀(葬場祭)の場において、仏式の『焼香』のタイミングで行われます。



 

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玉串奉奠のやり方と作法



では次に、『玉串奉奠』のやり方や作法について紹介します。




まず、『焼香』と同じように、参列者が順番で行います。

この際、個人単位で一人一人行う場合と、家族の一家族単位で行い、代表者が『玉串奉奠』を行うケースがあります。




1・神主の前に並び順番を待つ


2・神主から玉串を受け取る

 *神主に一礼し、両手で玉串を受け取る

 *受け取る時は、右が枝(根本)、左が葉

 *右手で上から枝を包む

 *左手で葉先を支える


3・玉串を胸の高さで持ち、玉串案という台の前に進む


4・祭壇の前で祈念する

 *祭壇の前で一礼

 *玉串を時計回りに90度回転させ縦にする

 *両手で玉串の根本を持つ


5・玉串を玉串案に置く

 *玉串の根本を左手で持ち、時計回りに180度回転

 *枝側を祭壇に向け、両手で玉串案に置く


6・二礼二拍一礼

 *2回深く礼

 *2回音を立てずに拍手(忍び手)

 *1回深く礼


7・自分の席に戻る




いざ『玉串奉奠』を行う場合、上記の手順を忘れ、慌ててしまうかもしれません。

そこで、押さえておくべきポイントとしては、

  • 受け取る時は、右が枝(根本)、左が葉

  • 玉串を時計回りに90度回転させ縦にし祈念

  • 玉串の根本を左手で持ち、時計回りに180度回転し奉奠

  • 二礼二拍一礼

この4つだけ間違わないように気を付けて下さい。



 

まとめ



今回は、神道の葬儀で行われる『玉串奉奠』のやり方や作法、意味などについて紹介しました。




『神道』の葬儀である『神葬祭』。

確かに参列の機会は、『仏式』の葬儀から比べると頻度はそこまで高くありません。




しかし、大切な人を見送る場で、やり方や作法を間違え恥をかくだけではなく、式に集中できずしっかりとしたお別れができないことも、是非避けたいものです。




特に玉串奉奠』は、伝統的な儀式であるものの、普段接する機会多いものではありません。

『玉串奉奠』のやり方や作法を押さえ、大切な人とのお別れの時間をお過ごし下さい。



 

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