仏教宗派ごとの焼香回数と作法|押し頂く?頂かない?宗派ごとの焼香マナーと葬儀マナーを分かりやすく解説
- 橙縁社公式
- 5月8日
- 読了時間: 6分

葬儀に参列した際、多くの方が不安になるのが『焼香』の作法です。
「何回焼香すればいい?」
「前の人と同じで大丈夫?」
「押し頂くって何?」
このように、焼香の作法に戸惑った経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、『焼香』の回数や作法は仏教の宗派によって異なります。
そのため、故人やご遺族の宗派に合わせた焼香を行うことで、より丁寧な弔意を表すことができます。
そこでこの記事では、焼香の意味や押し頂くとは何か、宗派ごとの焼香回数と意味について、葬儀マナーとして分かりやすく解説します。
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焼香とは?なぜ行うの?

『焼香』とは、抹香(まっこう)を香炉にくべ、故人や仏様へ祈りを捧げる作法です。
仏教では、香りには心身を清める意味があるとされ、
故人への供養
仏様への敬意
心を落ち着かせる
という意味が込められています。
※現在の日本では、葬儀の8割以上が仏式葬儀と言われており、多くの場面で焼香を行います。
焼香作法『押しを頂く』とは?

『焼香』の説明でよく聞くのが、
「押し頂いてください」
という言葉です。
押しいただく意味
『押しいただく』とは、摘まんだ抹香を額の高さまで掲げる動作のことです。
これは、
仏様への敬意
故人への祈り
心を込めて供養する意味
があるとされています。
※ただし、すべての宗派で行うわけではありません。
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宗派ごとの焼香回数と作法一覧

焼香回数は、宗派によって異なります。
一般的には1〜3回が基本です。
真言宗
回数:3回
押し頂く:3回とも行う
天台宗
回数:2回(1回・3回の場合もあり)
押し頂く:行う
曹洞宗
回数:2回
押し頂く:1回目のみ行う
臨済宗
回数:2回
押し頂く:1回目のみ行う
日蓮宗
回数:1〜3回
押し頂く:行う
浄土宗
回数:1回(2〜3回の場合もあり)
押し頂く:行う
浄土真宗 大谷派(東本願寺)
回数:2回
押し頂く:行わない
浄土真宗 本願寺派(西本願寺)
回数:1回
押し頂く:行わない
なぜ宗派ごとに焼香回数が違うの?

焼香回数には、それぞれ宗派ごとの教えや意味があります。
焼香1回の意味
1回の焼香には、
一に帰る
という仏教の考え方があります。
「一心に故人や仏様へ祈りを捧げる」という意味が込められています。
焼香2回の意味
2回焼香には、
『主香(しゅこう)・従香(じゅうこう)』
という考えがあります。
1回目:故人の成仏を祈る
2回目:香を絶やさない
という意味があります。
焼香3回の意味
3回焼香には、
仏・法・僧
の『三宝』へ供養する意味があります。
三宝・三毒とは?
仏:仏様
法:仏教の教え
僧:修行する人々
さらに、
貪(むさぼり)
瞋(怒り)
痴(愚かさ)
という『三毒』を清める意味もあるとされています。
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焼香の基本的な流れ

宗派によって回数は違いますが、基本的な流れは共通しています。
焼香手順
① 順番が来たら焼香台へ進む
② 僧侶・遺族へ一礼
③ 遺影・御霊前へ一礼
④ 抹香を摘まみ焼香する
⑤ 合掌する
⑥ 一歩下がり遺影へ一礼
⑦ 僧侶・遺族へ一礼
⑧ 席へ戻る
焼香回数は絶対守らないとダメ?

結論から言えば、絶対ではありません。
葬儀で最も大切なのは、
故人を偲ぶ気持ち
ご遺族を思いやる気持ち
です。
そのため、
自分の宗派
故人の宗派
どちらに合わせても問題ないとされています。
作法が多少違っても、失礼になることはほとんどありませんが、故人の宗派に合わせて焼香を行うと、より丁寧とされています。
仏教宗派ごとの焼香でよくある質問(FAQ)

Q. 焼香回数を間違えたら失礼ですか?
基本的には問題ありません。故人を想う気持ちが何より大切です。
Q. 押しいただきを忘れたらダメ?
忘れても大きな問題ではありません。落ち着いて丁寧に焼香を行いましょう。
Q. 宗派が分からない場合はどうする?
前の方の作法を参考にするか、1回焼香でも問題ありません。
Q. 焼香時に数珠は必要?
はい、仏式葬儀では数珠を持参するのが一般的です。
まとめ|焼香は“故人を想う気持ち”が最も大切

『焼香』は宗派によって、
回数
押し頂くか、頂かないか
作法
は異なります。
しかし、最も大切なのは形式ではなく、故人への想いです。
そして、宗派ごとの焼香作法を知っておくことで、葬儀の場でも落ち着いて丁寧に対応しやすくなるでしょう。
慌てず、心を込めて焼香を行いましょう。
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