お通夜と半通夜の違いとは?時間・流れ・参列マナーを解説
- 橙縁社公式

- 9月18日
- 読了時間: 5分
近年は『家族葬』が支流になり『一日葬』が増えていますが、お葬式は一般的に、
1日目 ⇒ 通夜
2日目 ⇒ 葬儀、告別式
で執り行われます。
そして『通夜』は、日本の葬儀文化において欠かせない儀式ですが、
全通夜(本通夜)
半通夜
があり、最近では『半通夜』という言葉を耳にすることが増えました。
そこでこの記事では、お通夜と半通夜の違いや参列時のマナーについて紹介していきます。
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お通夜と半通夜の違いとは?時間・流れ・参列マナーを解説

『お通夜』は本来、葬儀・告別式の前夜に遺族や親しい人達が、夜通し付き添い故人を見守る儀式です。
対して『半通夜』は、現代において一般的になった、2~3時間程度の短い時間で行われるお通夜の形式を指します。
全通夜(本通夜)の具体的な内容
『お通夜』とは、故人が亡くなった日の夜から翌日の葬儀・告別式までの間、遺族や近親者が故人と一晩を共にする儀式です。
本来は夜通しで、線香やロウソクの火を絶やさず、親族が故人に寄り添いながら過ごすことを意味します。
時間帯 ⇒ 夕方から翌朝まで
意味 ⇒ 故人と最後の夜を共にする大切な時間
参列者 ⇒ 家族・親族・近しい関係者
近年では、会葬者の多くが仕事を終えてから参列しやすいように、式場での通夜式を1〜2時間程度行う形が一般的になっています。
半通夜の具体的な内容
『半通夜』とは、伝統的なお通夜を簡略化した形式を指します。
夜通し行うのではなく、 夕方から夜にかけて数時間で終了します。
時間帯 ⇒ 18時〜20時頃までが一般的
意味 ⇒ 故人と最後の夜を共にする大切な時間
流れ ⇒ 僧侶による読経、焼香、喪主挨拶などを短時間で実施
参列者 ⇒ 家族・親族・近しい関係者
特徴 ⇒ 参列者の負担が少なく、仕事帰りでも参加しやすい
都市部を中心に広がっており、現代のライフスタイルに合わせた葬儀の形といえます。
お通夜と半通夜の違い

現代では、生活スタイルや価値観の変化から、参列者が帰宅できる『半通夜』が支流となっています。
そのため、特段の注釈がない限り、
お通夜 = 半通夜
を指すようになりました。
全通夜(本通夜) | 半通夜 | |
時間 | 一晩中(夜通し) | 18時~19時頃から始まり、約1~3時間 |
参列者 | 主に遺族やごく親しい関係者。 | 遺族・親族に加え、一般の弔問客も参列する。 |
実施形式 | 故人との別れを惜しみ、夜通し故人を見守る儀式。 | 読経や焼香が中心となり、その後で通夜振る舞いが行われる。 |
現代の状況 | 生活様式の変化に伴い、この形式は少なくなっている。 | 簡素化が進み、「お通夜」といえば半通夜を指すことがほとんど。 |
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お通夜参列のマナー

お通夜に参列する際、参列者として気になるポイントを簡単にまとめて紹介します。
【服装】
男性:ブラックスーツ、白シャツ、黒ネクタイ
女性:黒のワンピースまたはスーツ、肌色ストッキング、黒パンプス
【香典】
表書きは『御霊前』・『御香典』
金額は故人との関係性や地域の習慣によって異なる
【挨拶】
『このたびはご愁傷様でございます』など、簡潔に弔意を伝える
長話は避け、静かに振る舞う
まとめ

本来のお通夜は、夜を通して故人を見守る意味合いでしたが、現代では数時間で終える『半通夜』が一般的です。
また、『全通夜(本通夜)』の意味合いを含め、故人が亡くなった当日の夜に、ごく親しい親族だけで過ごす時間を、『仮通夜』と呼ぶこともあります。
しかし、『全通夜』・『半通夜』どちらも故人を偲ぶ大切な時間であることに変わりはありません。
参列する際はマナーを守り、静かに心を込めてお見送りしましょう。
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