橙縁社公式
2月1日4 分
葬儀
法要
といった仏事の際、『菩提寺（ぼだいじ）』に全てを任せ、先祖の供養を行います。
とはいえ、日常生活で寺院と接点のない方にとって、
菩提寺と他の寺院の違い
が分からないのではないでしょうか？
そこでこの記事では、『菩提寺』の意味や内容、他の寺院との違いについて紹介していきます。
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まず『菩提寺』の意味を説明するためには、
檀家（だんか）
と合わせて知っておくのが良いでしょう。
菩提寺 ⇨ 檀家から経済的支援を受けている寺院
⇨ 檀家の仏事を全て執り行う寺院
檀家 ⇨ 菩提寺に仏事の全てを任せてお願いする家
⇨ 菩提寺に経済的支援をしている家
上記で説明した内容が、『菩提寺』と『檀家』の関係です。
ですが現在は、
先祖代々のお墓がある寺院
を『菩提寺』と言い、お寺にお墓があり、管理してもらっている家が『檀家』という考え方が一般的でしょうか。
ちなみに、『菩提寺』の菩提は、サンスクリット語で、
煩悩のない安らかな悟りの境地
という意味があり、『菩提寺』は、
死後の冥福を弔う寺院
という意味があります。
さて、『菩提寺』の意味が分かった所で、
菩提寺があると何が良いの？
と疑問に思う方もいることでしょう。
結論から言えば、
葬儀
法要
お墓の管理
など、仏事の全てを任せ、優先的に執り行ってくれることです。
また、仏事に関わる疑問に対しても、相談に乗ってくれるため、安心してお願いすることができます。
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『菩提寺』は、家と直接的な関係にあり、先祖代々の供養をお願いしています。
そのため、もし家族に不幸があった場合、
まずは菩提寺に連絡
を入れ、仏事をお願いします。
また、宗派や寺院の考え方にもよりますが、
枕経
を臨終後すぐに読んでもらい、葬儀の段取りを始めていきます。
もしも、すぐに連絡が入れられない時は、葬儀社の担当者同席の上で、『菩提寺』に連絡をいれてもらうのも良いでしょう。
なお、『菩提寺』の予定に合わせて、
葬儀
火葬
の日程を立てていくため、『菩提寺』に連絡をせず、葬儀内容を決めていくことはできません。
その後、当家は直接『菩提寺』に向かい、
戒名
お布施
の打合せを行います。
今回は、『菩提寺』の意味や内容、他の寺院との違いについて紹介しました。
昔から日本では、寺院との結び付きが強く、『檀家』として『菩提寺』と関係をもつことが当たり前でした。
しかし、現在では少子高齢化や都市部への移住の影響もあり、都市部になる程『檀家制度』が衰退している状況です。
今後、将来的には『檀家』と『菩提寺』の関係は、より希薄になってしまうでしょう。
ですが、先祖代々の供養という意味で考えれば、『菩提寺』があることは安心感にもなり、長い年月を通して供養を行うことができます。
今一度、『菩提寺』と『檀家』の関係を見つめ直し、先祖の供養、家の繁栄を考えてみるのも良いのではないでしょうか。
葬儀に関する知識は、分からない事が当たり前です。
しかし、分からないからこそ、後々トラブルの原因にもなってしまいます。
葬儀費用が高かった
イメージと違った
これが、葬儀の2大トラブルであり、クレームの大半だと言えます。
そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。
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