浄土真宗の焼香回数と作法|押しは頂かない?大谷派・本願寺派の焼香マナーの違いを解説
- 橙縁社公式

- 5月7日
- 読了時間: 6分

葬儀に参列した際、多くの方が迷いやすいのが『焼香』の作法です。
特に、宗派によって焼香の回数や方法が異なるため、
「何回焼香すればいいの?」
「額まで上げる“押し”は必要?」
と、不安になる方も少なくありません。
その中でも『浄土真宗』は、他宗派と考え方が大きく異なる宗派として知られています。
そこでこの記事では、浄土真宗(大谷派・本願寺派)の焼香回数や、押し頂かない理由、葬儀での正しい焼香手順について、分かりやすく解説します。
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浄土真宗の焼香作法とは?

『浄土真宗』では、焼香の際に『押し』を頂きません。
押しとは?
『押し頂く』とは、摘まんだ抹香(まっこう)を額の高さまで掲げる作法です。
一般的には、
故人への祈りを込める
香をいただく
という意味があります。
しかし、『浄土真宗』ではこの『押し頂く』動作を行わないのが特徴です。
浄土真宗の焼香回数【宗派別】

『浄土真宗』は大きく分けると、
大谷派(東本願寺)
本願寺派(西本願寺)
に分かれます。
そして、それぞれ焼香回数が異なります。
浄土真宗大谷派(東本願寺)の焼香回数
回数 ⇒ 2回
作法 ⇒ 押し頂かない
※抹香をつまみ、そのまま香炉へくべます。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)の焼香回数
回数 ⇒ 1回
作法 ⇒ 押し頂かない
※本願寺派では、焼香は1回です。
なぜ浄土真宗では押しを頂かないないの?

『浄土真宗』では、「亡くなった方は、亡くなった瞬間に阿弥陀如来によって極楽浄土へ導かれる」という教えがあります。
そのため、
故人の成仏を祈る
霊を供養する
という意味合いが他宗派よりも薄く、焼香も祈願ではなく、仏様への礼拝として行われます。
この考え方から、押し頂かないのだとされています。
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浄土真宗の葬儀の焼香の流れ

実際の葬儀での基本的な流れを確認しておきましょう。
焼香の手順
① 順番が来たら焼香台へ進む
② 僧侶・遺族へ一礼
③ 遺影・御霊前へ一礼
④ 焼香を行う
大谷派:2回
本願寺派:1回
※押しいただきはしない
⑤ 合掌する
⑥ 一歩下がり遺影へ一礼
⑦ 僧侶・遺族へ一礼
⑧ 席へ戻る
浄土真宗の葬儀が他宗派と違う理由

『浄土真宗』では、葬儀の意味自体が他宗派と異なります。
一般的な仏教では、
「故人が成仏できるよう供養する」
という考えがあります。
しかし『浄土真宗』では、阿弥陀如来の力によって亡くなった瞬間に極楽浄土へ往生すると考えられています。
つまり、
「故人の成仏を願うための儀式」
ではなく、
「仏様への感謝」
という意味合いが強いのです。
※『浄土真宗』の教えでは、自力ではなく、本尊である阿弥陀如来の本願力(他力)により、念仏を唱えることで『即身成仏』するとされているため、他の宗派と違った葬儀の意味も理解しておきましょう。
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浄土真宗は四十九日の考え方も異なる

他宗派では、亡くなってから49日間を『旅の期間』と考えることがあります。
しかし『浄土真宗』では、
49日の旅
三途の川
死後の修行
といった考え方は基本的にありません。
そのため、
死装束を重視しない
剃刀を入れない
旅支度を行わない
など、葬儀内容にも違いがあります。
葬儀で焼香を間違えたら失礼?
結論から言えば、多少作法が違っても大きな失礼にはなりません。
葬儀で最も大切なのは、
故人を偲ぶ気持ち
遺族を思いやる気持ち
です。
ただし、宗派に合わせた作法を知っておくことで、より丁寧な弔意を示すことができます。
浄土真宗の焼香作法でよくある質問(FAQ)

Q. 浄土真宗では数珠は必要ですか?
はい、必要です。浄土真宗でも葬儀参列時には数珠を持参します。
Q. 焼香回数を間違えたら失礼になりますか?
基本的には問題ありません。宗派による違いを知らない方も多いため、遺族側も気にしていないケースがほとんどです。
Q. 押しいただきをしてしまった場合は?
大きな失礼にはなりません。慌てず落ち着いて焼香を行うことが大切です。
Q. 浄土真宗では合掌時に念仏を唱える?
「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることがあります。ただし、地域や寺院によって異なります。
まとめ|浄土真宗の焼香は“押し頂かない”が基本

『浄土真宗』の焼香作法では、
大谷派は2回
本願寺派は1回
押し頂かない
という特徴があります。
宗派ごとの違いを知っておくことで、葬儀の場でも落ち着いて対応しやすくなります。
しかし、最も大切なのは形式だけではなく、故人を大切に思う気持ちです。
葬儀に参列する際は、心を込めて焼香を行いましょう。
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そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。
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