橙縁社公式
1月2日6 分
お葬式に参列した時、悩んでしまうことがあります。
それが、『焼香』のやり方です。
皆さんの中にも、『焼香』のやり方が分からず、前の人のやり方を見ながら真似て、何とか乗り切った方も多いのではないでしょうか?
そして、日本の葬儀は、8割以上が仏式(仏教)で行われるため、ほとんどの葬儀で『焼香』を行います。
その『焼香』には、宗派ごとの作法があり、焼香の回数も違うのです。
そこでこの記事では、葬儀マナーの一環として、『焼香』作法とやり方など、葬儀マナーとしての『焼香』作法を紹介していきます。
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そもそも、何のために『焼香』をするのでしょうか?
現在、葬儀の場での『焼香』には、大きく2つの意味があります。
焼香する人の心と体を清める
故人や仏に香りを捧げる
まず『焼香』には、焼香する人の心と体を清める意味があります。
参列者自身の心身の穢れを落とし、清浄な状態になってから、故人や仏に向き合うのです。
また、心を落ち着かせる儀式とも言えます。
『焼香』で焚かれる香りは、仏教では仏の食べ物、供え物と考えられています。
また仏教では、極楽浄土は良い香りに満ちていると言われています。
そして、極楽浄土から仏が故人を迎えに来る時は、香りを持ち運んでくるとされています。
そこで、その状況を再現するべく、葬儀で香を焚き、良い香りを漂わせているのです。
『焼香』には、故人と仏に香りを捧げ、故人の冥福を祈る意味があるのです。
実は『焼香』には、他の意味もあります。
それが、臭い消しです。
昔、空調設備がなかった頃、インドでは体臭を消すために香を焚いていました。
また、遺体の腐敗臭の臭い消しとして、香が焚かれていたのです。
次に、基本的な『焼香』の作法、やり方について紹介します。
まず、一般会葬者として、葬儀に参列した時の、『焼香』の流れです。
席を立ち、祭壇前の焼香台へ移動
住職と遺族に一礼
御霊前(祭壇、遺影)に一礼
焼香
合掌
一歩下がり御霊前に一礼
住職と遺族に一礼
自席に戻る
一般的な葬儀の場合、葬儀社のスタッフで式のエスコートをしてくれるため、それほど戸惑うことはありません。
ですが、一連の流れを知っていれば慌てることもなく、より葬儀に集中することができるため、一連の流れは覚えておくと良いでしょう。
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『焼香』の基本的なやり方です。
『焼香』は、右手で行います。
親指
人差し指
中指
以上の3本で、抹香を少量つまみます。
『焼香』の回数や、押しを頂く回数などは、宗派によって異なります。
『焼香』には大きく分けて、3種類の方法があります。
立礼焼香
座礼焼香
回し焼香
最も一般的な『焼香』は、この『立礼焼香』になります。
『立礼焼香』は、立って『焼香』を行う作法です。
通夜や葬儀・告別式を斎場で行う場合、ほとんどは『立礼焼香』になります。
『座礼焼香』とは、座って『焼香』を行う作法です。
葬儀を行う会場には、畳敷きの会場もあります。
そのような会場での『焼香』は、座ったままで『焼香』を行います。
基本的な『焼香』作法としては、立って行う『立礼焼香』と同じです。
しかし、焼香台までの移動方法が異なります。
『焼香』の順番が回ってきたら、中腰の姿勢で焼香台に移動します。
『座礼焼香』の場合、まっすぐ立ち上がるのはマナー違反になりますので、注意しましょう。
『回し焼香』とは、座ったままの状態で、香炉自体を会葬者に順番で回していき、会葬者各々が『焼香』を行う作法です。
そのため、『回し焼香』の場合、会葬者が焼香台まで移動はしません。
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寺での葬儀、法事
の際、『回し焼香』を行うケースがあります。
『回し焼香』では、お盆に焼香台が乗せられています。
そして、焼香台と香炉が乗せられたお盆が回ってきたら、自分の前にお盆を置き、『焼香』を行います。
『焼香』が終わったら、次の人にお盆を回していきます。
今回は、、葬儀マナーの一環として、『焼香』作法とやり方など、葬儀マナーとしての『焼香』作法を紹介しました。
葬儀の時に、何かと悩み、慌ててしまう『焼香』。
ですが、大切な人の最後の時を、しっかりと見送ってあげるためにも、最低限の葬儀マナーや作法は抑えておきたいものです。
『焼香』の意味、やり方や作法を抑え、大切な一時をお過ごし下さい。
葬儀に関する知識は、分からない事が当たり前です。
しかし、分からないからこそ、後々トラブルの原因にもなってしまいます。
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これが、葬儀の2大トラブルであり、クレームの大半だと言えます。
そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。
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