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位牌とは|位牌の意味や値段相場、選び方や魂入れの必要性、位牌がいらない宗派など位牌について
葬儀が終了すると、白木位牌を受取り、自宅に持ち帰ります。
そして、四十九日法要の際、本位牌に魂入れを行い、仏壇に納めます。
自宅に仏壇がある方は、先祖の『位牌』に手を合わせ、線香を焚いているはずです。
では、『位牌』とは何で、どんな意味があるのでしょうか?
そこでこの記事では、『位牌』の意味や魂入れ、位牌を作る値段相場など、『位牌』について紹介していきます。
四十九日法要で魂入れを行い本位牌(唐木/塗)に切り替える理由
https://www.touensha.com/post/sougi171-ihai
『葬儀費用が高過ぎた。。。』
『葬儀内容がイメージと違った。。。』
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位牌とは|位牌の意味や値段相場、選び方や魂入れの必要性、位牌がいらない宗派など位牌について

『位牌』とは、死者の祭祀のため、故人の戒名などが描かれた木牌(ぼくはい)のことです。
そして『位牌』は、故人そのものと言える大切な物なのです。
『位牌』は、霊の依代という古来の習俗と、仏教の卒塔婆が習合されたものとされています。
また『位牌』は元々、仏教のものではなく、中国の儒教で使われていたものです。
宋代に中国仏教(禅宗)に取り入れられたとされています。
そして『位牌』の歴史は長く、日本には禅宗とともに鎌倉時代に伝来し、江戸時代に一般化しました。
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位牌には何が書かれているのか?

宗派や寺院によって、『位牌』の書き方は若干異なります。
そこで、簡単に『位牌』に掛かれていることを紹介します。
【表面】
戒名(法名、法号)
没年月日
【裏面】
俗名(生前の名前)
行年や享年(亡くなった時の年齢)
宗派や寺院によっての違いとしては、
戒名の上に梵字
戒名の下に霊位の有り無し
没年月日に殁や没の文字
俗名の下に叓の有り無し
行年、享年の歳や才の違い
などが挙げられますが、先祖にならって『本位牌』を作ることが一般的です。
戒名とは何か|戒名は必要?いらない?戒名の疑問について分かりやすく徹底解説
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白木の位牌を本位牌に切り替えるのはいつ?

葬儀が終わると、白木の『位牌』を自宅に持ち帰ります。
ですが、仏壇を見ると、ほとんどの先祖の『位牌』は、
塗位牌
唐木位牌
となっており、元の白木『位牌』は見かけません。
では、どんなタイミングで位牌を切り替えているのでしょうか?
まず前提として、白木位牌をそのまま仏壇に納めてはいけない訳ではありません。
しかし、経年劣化によって、墨の文字が薄くなったり、汚れで見えなくなってしまうことから、塗位牌や唐木位牌に切り替えるようになりました。
白木位牌から本位牌に切り替えるタイミングは、
四十九日法要
を行う時です。
地域や寺院によっては、三十五日法要や一周忌法要の場合もありますが、『四十九日法要』が一般的でしょう。
その『四十九日法要』の際に、
白木位牌 ⇨ 本位牌
魂入れ、位牌の開眼供養(かいがんくよう)を行います。
法事、法要とは|いつ何をするのか?種類や法要予定の立て方など法事について徹底解説
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全く同じ内容の『お葬式』なのに、
A社 ⇨ 80万円
B社 ⇨ 120万円
C社 ⇨ 200万円
と、葬儀社によって非常に大きな葬儀費用の金額差があります。
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位牌の種類と選び方

四十九日法要までには、本位牌を用意しなくてはなりません。
また、戒名などの文字彫りには約2週間掛かるため、
葬儀が終了して2週間後
には、本位牌を決めて注文しておく必要があります。
では、位牌は何を基準に選び、どんな種類と違いがあるのでしょうか?
まず、位牌の材質や形、種類には宗派ごとの決まりはありません。
そのため、故人に合った位牌を選べば良いのです。
*浄土真宗では本来、位牌がありません。法名軸や過去帳を使用しますが、近年当家の希望で、位牌を書いてくれる寺院が増えました。
それでは、位牌の種類を紹介します。
主に、3種類となります。
塗位牌
唐木位牌
回出位牌(くりだし)
『塗位牌』は、漆を塗り重ね、所々に金の装飾が施されている位牌です。
そして『唐木位牌』は、黒檀や紫檀といった木自体が色づいており、木目を残した位牌です。
上記の2種類は、位牌のデザインは変わらないため、色や風合いで選ぶことになるでしょう。
対して『回出位牌』は、形そのものが異なります。
位牌の上部が箱型で、蓋が付いています。
その箱型の中に、札板を数枚納めることができます。
仏壇が位牌で埋まってしまった時など、先祖代々の位牌をまとめる役割がある位牌です。
一人用 ⇨ 板位牌(塗位牌、唐木位牌)
複数用 ⇨ 回出位牌
と覚えておくのが良いでしょう。
*板位牌に夫婦2人の名前を入れる『夫婦位牌(めおと)』もあります。
*新しい故人を最初から『回出位牌』にまとめる事は、基本的にはしません。
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位牌のサイズやデザインと選び方のポイント

次に、『位牌』のサイズやデザインによる『位牌』の選び方です。
こちらも、明確な決まりはありません。
しかし一般的には、
サイズ ⇨ 先祖と同じか、小さく
デザイン ⇨ 先祖と同じ
という選び方をします。
*地域や宗派によって、先祖より小さくする場合もあります。
『位牌』のサイズは、
寸 ⇨ 約3㎝
で表記され、0.5寸刻みで大きさが変わります。
自宅にある仏壇の大きさで『位牌』のサイズを決めることが多く、
大きい仏壇 ⇨ 5.5号~6号
一般的な仏壇 ⇨ 4.5号~5号
モダン仏壇など ⇨ 3.5号~4.5号
というのが一つの目安になるでしょう。
次にデザインですが、大きく分けると3つのポイントがあります。
札板
台座
框(かまち)
『札板』は、戒名などの文字を入れるための板の部分です。
そして『框(かまち)』は、一番下の脚の部分になります。
台座は、受花・茄子座・上花・返り花など、位牌デザインの種類によって、様々な呼び名がありますが、
札板と框の間
を指します。
札板
台座
框
この3点を見比べ、好きなデザインの『位牌』を選んで下さい。
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位牌の値段相場はいくら?

『位牌』の値段は、
位牌の種類(塗位牌、唐木位牌)
サイズ
デザイン
で大きく異なります。
また同じ『位牌』でも、『塗位牌』と『唐木位牌』で約5,000円~10,000円の違いがあります。
あくまでも参考になりますが、おおよその目安を紹介します。
塗位牌 ⇨ 15,000円 ~ 30,000円
唐木位牌 ⇨ 20,000円 ~ 40,000円
回出位牌 ⇨ 35,000円 ~ 60,000円
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浄土真宗や神道(神社)では位牌をどうするの?

先程も触れましたが、同じ仏教でも浄土真宗は、位牌がありません。
法名軸という札に法名が書かれ、その後は過去帳に先祖代々まとめていきます。
しかし近年では、手を合わせる対象として『位牌』を希望する遺族も多く、寺院によっては『位牌』を書いてくれます。
また、神道(神社)でも『位牌』はありません。
ですが、仏教の『位牌』にあたる、
霊璽(れいじ)
というものがあります。
霊璽は、『位牌』の札板の部分に、刀の鞘のような覆う被せがあります。
そのため、普段は先祖の名前を目にすることはありません。
そして、仏教の『位牌』のように、四十九日法要で本位牌に切り替えることもなく、
白木のまま
で、『信徒壇』・『祖霊舎』(仏教の仏壇にあたる)に霊璽を納めます。
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まとめ

今回は、『位牌』の意味や魂入れ、位牌を作る値段相場など、『位牌』について紹介しました。
『位牌』は、先祖の魂が宿り、供養として、手を合わせる対象として、最も重要なものです。
単なる記念碑ではなく、先祖の魂が自宅に帰ってくるためにも、欠かせない存在なのです。
しかし、仏壇に先祖の『位牌』が納められている家庭でも、新しく『位牌』を作るとなると、何を基準に選べば良いか分からないのが普通です。
ましてや、初めて『位牌』を作るとなると、基準も何も分かりませんよね。
是非、今回紹介した『位牌』の選び方を参考に、故人様に合った『位牌』を選んで下さい。
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葬儀に関する知識は、分からない事が当たり前です。
しかし、分からないからこそ、後々トラブルの原因にもなってしまいます。
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これが、葬儀の2大トラブルであり、クレームの大半だと言えます。
そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。
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