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末後の水とは|意味や作り方と手順、いつまでに行うのか、末後の水をやらなかった場合など徹底解説

更新日:2021年11月25日


末後(まつご)の水』という儀式があります。




『末後の水』は、亡くなった故人とのお別れの際に行う風習です。

亡くなった方の唇に、水を含ませている光景を見たことがある方も、いるのではないでしょうか。




しかし、現在では自宅で安置するケースも減り、『末後の水』の意味、やり方や作り方などが分からない方も多いことでしょう。




そこでこの記事では、『末後の水』の意味や手順、いつまでに行うのかなどを紹介していきます。


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末後の水とは|意味や作り方と手順、いつまでに行うのか、末後の水をやらなかった場合など徹底解説



末後の水』は、日本のお葬式で、昔から行われていた風習です。




しかし、現在の住宅事情などから、亡くなってから自宅に『安置』するケースが減りました。

つまり、葬儀社の霊安室などで『安置』することが増えた訳です。




そのため、末後の水』を知らない方も多いことでしょう。




ちなみに『末後の水』とは、亡くなった故人の口元を、水で潤す儀式です。

『死に水をとる』と言われることもあります。


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末後の水の意味とは?



では、『末後の水』を行う意味とは、どんな理由からなのでしょうか?




『末後の水』の由来は諸説ありますが、

  • お釈迦様の入滅

  • 仏教の考え

この2つが一般的に知られています。


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末後の水の由来|お釈迦様の入滅



入滅』は、死亡を意味します。




自身の死期を悟ったお釈迦様は、口の渇きを訴え、弟子に水を頼んだと言われています。

しかし水がなく、弟子達は漠然としていました。

すると、信心深い鬼神が来て、八種の浄水を捧げ、お釈迦様は苦しむことなく、安らかに入滅へと導かれたという逸話があります。




この逸話から、

  • 故人に喉を潤して安らかに旅立って欲しい

という願いが込められ、『末後の水』を行うようになりました。


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末後の水の由来|仏教の考え



仏教の考えでは、あの世では食事や水を飲むことができないとされています。




そのため水を飲ませてから、冥途に旅立たせるという意味もあるのです。


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末後の水を行うタイミングは?



『末後の水』を行うタイミングは、昔は臨終間際でした。

しかし現在では、亡くなった後に親族で行うのが一般的です。




病院で最後を看取ることが多く、医師による死亡宣告を待つこと。

自宅療養が減り、臨終前に親族が集まるケースが少なくなったことを要因でしょう。




『末後の水』を行うタイミングとしては、

  • 病院で死亡宣告を受けた直後

  • 故人が自宅に帰った後

  • 清拭やエンゼルケアの前

などが一般的ですが、臨終から少しでも早く行うようにしましょう。


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末後の水はどのように行うの?



『末後の水』に必要な道具は、病院で亡くなった場合、病院が準備してくれることもあります。

ですが、基本的には喪主が用意します。




『末後の水』のために用意する物は、以下の通りです。

  • ガーゼ又は脱脂綿

  • 新しい割り箸

  • お椀

  • 顔拭き用の布




もしも『末後の水』を用意するのが難しい場合、葬儀社が『末後の水』セットを持ってはいますので、葬儀社のスタッフに相談しましょう。


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末後の水の手順



  1. 箸の先端に、ガーゼや脱脂綿を巻き白糸で縛る

  2. お椀や桶に水を汲み、脱脂綿をつけ湿らせる

  3. 故人の唇を湿らせる

  4. 顔を拭く




*1・脱脂綿の代わりに、樒(しきみ)や菊の葉、鳥の羽根、新しい筆を使うこともあります。


*2・唇を湿らせる時は、上唇から下唇、左から右の順番でなぞっていく。


*3・顔を拭く時は、おでこ、鼻、顎の順番で、上から下、左から右へ拭いていく。


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末後の水をとる人の順番



『末後の水』は、その場に立ち会っている家族・親族で行います。

また、故人と血縁の濃い順番に『末後の水』を進めます。




  1. 喪主

  2. 配偶者

  3. 子供

  4. 故人の親

  5. 故人の兄弟姉妹

  6. 子供の配偶者

以上の順番で、『末後の水』を行って下さい。


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末後の水をやらなかった、やった記憶がない



最後に、葬儀社の霊安室などに安置し、『末後の水』を行っていない方や、行った記憶のない方もいらっしゃるかと思います。




元来、臨終間際に行う『末後の水ですが、現在では亡くなってから行われます。

そのため、病院で死亡宣告を受けた後、病院で『末後の水』を行うのが理想的です。




しかし、全ての病院で『末後の水』を行うことは難しく、自宅で故人を安置するケースも減少しています。




実は、霊安室に安置された際、葬儀社のスタッフが『末後の水』を行っているケースが多いのです。

家族・親族で行う『末後の水』のため、本来の意味とは違っていますが、これにも理由があります。




葬儀社は、よりきれいな姿で家族、親族と対面できるように、

  • 清拭(せいしき)

  • エンゼルケア

  • ラストメイク

を、事前に行います




『末後の水』は、『清拭』や『エンゼルケア』の前に行うべき儀式なため、葬儀社のサービスの一環として、『末後の水』を行うのです。

故人に伝統的な儀式をしてあげたい方には、少し納得のいかない理由かも知れません。

ですが、故人と家族の対面を重要視している結果とも言えるのです。




もしも、葬儀社の霊安室に安置し、『清拭』『エンゼルケア』の前に『末後の水』を希望する方は、一度葬儀社のスタッフに確認しておきましょう。


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まとめ



今回は、『末後の水』の意味や手順、いつまでに行うのかなどを紹介しました。




末後の水』は、昔から行われてきた、お葬式の風習です。

故人に喉を潤して、安らかに旅立って欲しいという想いから、家族・親族の手で行われてきました。




しかし現在では、息を引き取る場所が病院のケースが大半の上、故人を安置する場所も自宅ではなくなってきています。

そのため、末後の水』を行わない、または知らない方も多いことでしょう。




故人にできる最後の身の回りの世話の一つのため、想いを儀式の形に表わす『末後の水』を、今一度見直してみるのも良いのではないでしょうか。


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