先祖の供養のため、年に数回は訪れる『お墓参り』。
その中でも特に、
お彼岸
お盆
の時期には、『お墓参り』に行くように、子供の頃から教わっている方も多いのではないでしょうか?
しかし、『お彼岸』や『お盆』は、ただ『お墓参り』に行く日という訳ではありません。
そこでこの記事では、『お墓参り』に行く日だと覚えられている『お彼岸』や、『お盆』の違いについて紹介していきます。
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お彼岸とお盆の意味の違い|お墓参りに行く日だけではないお盆とお彼岸の違いを徹底解説
『お墓参り』に行く日だと知られている、
お彼岸
お盆
は、まず時期が違います。
その時期の違いにも、ちゃんとした理由があり、内容を理解した上で『お墓参り』に行きたいものです。
お彼岸とお盆の時期はいつからいつまで?
『お彼岸』の時期は、年に2回あります。
春分の日 ⇨ 3月
秋分の日 ⇨ 9月
対して『お盆』の時期は、地域によって違いがあり、
7月盆 ⇨ 7月15日
8月盆 ⇨ 8月15日
というように、行われる月が異なるのです。
お彼岸の期間は7日間
まず『お彼岸』の期間は、春分・秋分の日を中日とし、前後3日間を合わせて7日間あります。
また、春分・秋分の日は、その年の暦ごとに若干異なりますが、
春分・秋分の日が中日
であることに変わりはなく、前後3日間合わせて7日間なのも同じです。
お盆の期間は4日間
次に『お盆』の期間ですが、基本は4日間になります。
13日 ⇨ 迎え火(盆の入り)
16日 ⇨ 送り火(盆明け)
この4日間の期間については、
7月盆
8月盆
でも、同じ期間となります。
しかし、地域や宗派によって違いはあるため、その土地の風習に合わせて行うのが良いでしょう。
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お彼岸とお盆の意味の違い
『お墓参り』に行く日として知られている、
お彼岸
お盆
ですが、その時期だけではなく、意味も違います。
そこで、『お彼岸』と『お盆』の意味の違いについて、簡単に紹介します。
お彼岸の意味について簡単に解説
『お彼岸』は、修行の期間です。
また、日本独自の宗教行事でもあります。
春分・秋分の日の中日は、先祖に感謝をします。
そして、前後3日間の残り6日間は、1日1つ合計6つの修行をし、悟りを目指す期間となっています。
なぜ、春分・秋分の日に『お彼岸』が行われるかというと、昼夜の時間が同じになり、太陽が真東から上り真西に沈む日であることから、あの世とこの世が最も近づく日とされているからです。
お盆の意味について簡単に解説
『お盆』は、死者の罪が許される日ともされています。
これは、お釈迦様の弟子である目連の話からきています。
また、『お盆』の期間には祖先が我が家に帰ってくるとされ、家族と共にその時を過ごし、先祖の供養と感謝を捧げる日となっています。
迎え火、送り火
盆踊り、祭り
法事
など、『お盆』行事として、広く知られている行事があるのも、『お盆』の特徴だと言えるでしょう。
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お彼岸とお盆のお供え物の違い
『お彼岸』も『お盆』も、先祖の供養のために『お供え物』をします。
この『お供え物』にも、『お彼岸』と『お盆』で代表的なものがあり、内容に違いがあるため紹介しておきます。
お彼岸の代表的なお供え物
『お彼岸』のお供え物と言えば、
ぼたもち
おはぎ
が、代表的であり有名です。
ちなみに、『ぼたもち』も『おはぎ』も同じ食べ物です。
違いと言えば、アンコの種類が、
ぼたもち ⇨ こしあん
おはぎ ⇨ 粒あん
という点で、これは小豆の収穫期である秋は、皮が柔らかいため粒あんで、冬を越した春の小豆は皮が固い理由から粒あんとされています。
また、春と秋で季節が違うため、
ぼたもち ⇨ 牡丹 ⇨ 大きめ
おはぎ ⇨ 萩 ⇨ 小さめ
というように、季節の花に見立てて大きさを多少変えます。
お盆の代表的なお供え物
『お盆』のお供え物は盛大に行われます。
これは施餓鬼(せがき)という、
餓鬼にも飲食を施す
という考え方から、先祖だけでなく餓鬼の霊に対しても供養を行うためです。
『お盆』で代表的な『お供え物』は、
迎え団子、送り団子
精進料理
水の子
素麺
キュウリの馬、ナスの牛
初物の夏野菜
などがあり、その他にも地域ごとの風習があります。
ちなみに、『迎え団子』はアンコやみたらしがのった物で、『送り団子』は味のない白い団子となります。
また、『水の子』は、キュウリとナスに洗った米を合わせ、ハスの葉などで包んだものです。
まとめ
今回は、『お墓参り』に行く日だと覚えられている『お彼岸』や、『お盆』の違いについて紹介しました。
『お墓参り』に行く日として、世間的にも知られている『お彼岸』と『お盆』。
ですが、内容や意味が異なり、割と違いが分からない方も多いものです。
共に季節の宗教行事であり、先祖の供養と感謝を捧げる日ではありますが、意味や内容の違いを少しでも理解して、その日を過ごすようにして下さい。
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